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宮内庁長官vs官房長官「皇室のあり方」めぐり不協和音?

 高円宮妃久子さまの国際オリンピック委員会(IOC)総会出席をめぐって宮内庁の風岡典之長官と、菅義偉官房長官の間に、不協和音ともとれる「冷たい空気?」が流れている。

 

 事の発端は、久子さまのIOC総会出席が急きょ決定された際に、風岡宮内庁長官が「苦渋の決断」として、「天皇・皇后両陛下も案じられていると推察した」などと発言したこと。

 

 これに対して、菅官房長官は3日の記者会見で、「宮内庁長官の立場で、両陛下の思いを推測して言及したことについては、私は非常に違和感を感じる」と不快感を示すとともに、「皇室の政治利用」との批判は当たらないとの認識を示している。

 

 そしてオリンピック東京開催も決定した後の12日に、再び風岡宮内庁長官が「天皇陛下の憲法上の立場と、皇族がたの活動のあり方を整理し、改めて考える必要がある」などと記者会見で発言した。

 

 これを受けての13日午前の記者会見での菅官房長官の発言は以下のとおり。

 

「宮内庁『独自』の判断によって、そういうことをするということだが、『宮内庁を所管する国務大臣』として、宮内庁にはこれまでの経緯を踏まえて、開かれた皇室を実現するという観点からも、内部でしっかり考え方を整理してほしい。そしてその結果は、『しっかり報告を受けたい』と思っている」

 

 宮内庁の「見直し方針」についてはいったん追認するとの「大人な対応」ながら、宮内庁長官が、所管大臣である内閣官房長官を差し置いて、独自の判断で「皇室のあり方」を見直す方針を公言したことについて、言外に「不快感」をにじませつつ、「しっかり報告を受けたい」と最後に釘を刺している。

 

 かつての中曽根内閣での名官房長官「故後藤田正晴氏」。にらまれると閣僚も震え上がったという「カミソリ後藤田」をほうふつとさせる「スゴ味」もうっすら。

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