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国内初「ロスリバー熱」患者を確認 オーストラリアで感染か

   国立感染症研究所は20日、蚊によって媒介されるウイルス性疾患「ロスリバー熱」の感染患者が国内で初めて報告されたと発表した。オーストラリアで感染したとみられる。


   ロスリバー熱は、ロスリバーウイルス(RRV)によって引き起こされる感染症で、関節炎や関節痛、発熱、筋肉痛などの症状が全身にあらわれる。致死性はなく、全身症状は通常1週間ほどで治るが、関節の痛みは数週間から数ヶ月続くこともある。


   オーストラリアを中心に、パプアニューギニア、ニューカレドニア、フィジーといったオセアニア地方で感染報告があり、オーストラリアでは2〜4月をピークに年間約4000人の患者が発生している。


   同研究所によると、国内で初めて確認された患者はワーキングホリデーでオーストラリアに渡航していた31歳の女性。2月28日から3月6日までタスマニアに旅行した際に蚊にかまれ、3月14日に膝や足の甲に痛みを感じ、次第に歩くのも困難なほど痛みが増したという。


   女性は5月12日に関西国際空港へ帰国。関節痛が続いていたため、空港の検疫所健康相談室を訪れ、紹介先の病院でRRV陽性と診断された。


   今回はあくまで輸入症例で、日本国内で感染したわけではないが、日本からオーストラリアへの渡航者は年間約36万人に上る。現地で感染しないためには、長袖の衣服や虫除け剤などによる予防が有効という。

 

 

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