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柏崎刈羽原発の安全審査を申請 福島第一と同タイプで初

   東京電力は27日、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県柏崎市、刈羽村)の運転再開に向け、原子力規制委員会へ新規制基準に基づく安全審査を申請した。新潟県が条件付きで申請を認めたためで、事故を起こした福島第一原発と同タイプの原発での審査申請は初めて。


   柏崎刈羽原発を巡っては、新潟県の泉田裕彦知事が、事故時に放射性物質の放出を抑制する「フィルターベント」の設置など安全対策の強化や福島第一原発の事故原因究明などを要望。これに対し、東電は難色を示すなど、赤字脱却のために再稼働を急ぐような対応に県が不信を募らせ、協議が難航していた。


   今月25日になって、泉田知事は東電の広瀬直己社長と改めて会談。東電がフィルターベントの追加配備や、地元の了承なしに安全審査の申請はしないとの意向を示したことを評価し、住民の被曝を避けるためのフィルターベントの運用方法を地元と協議することなどを条件に申請を認めた。


   安全審査はすでに6原発12基で進んでいるが、すべて「加圧水型」で、福島第一原発と同じ「沸騰水型」では柏崎刈羽原発が第1号となる。沸騰水型ではフィルターベントの設置が義務づけられており、耐震性や地震などで電源を失った際の操作手段など審査の焦点の一つになる。


   東電は審査について、「当社の取り組んできた安全対策が適合しているかを客観的に評価していただくものであり、安全・安心につながる大変重要な手続きであると考えております。安全協定をしっかりと遵守し、新潟県をはじめとする関係自治体の皆さまと十分協議させていただくとともに、わかりやすい情報発信に一層努めてまいります」とコメントしている。

 

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