防災と災害情報のニュースメディア
  • 環境

中国ハルビンでPM2.5測定上限値超 日本政府も警戒

PM2.5が観測上限値を超えた中国黒竜江省ハルビン市(ハルビン市ホームページより引用)

 中国東北地方の都市ハルビンでは21日、PM2.5の濃度が観測上限となる1立方メートルあたり1000マイクログラムを越えたことから、日本に対する影響が懸念されている。

 

 中ロ国境にある黒竜江省の大都市ハルビンでは、21日昼前からPM2.5濃度が上限値の1立方メートルあたり1000マイクログラムを超えた。

 

 このため市内の小中学校が臨時休校になったほか、公共交通機関も一部運休している。

 

 PM2.5濃度は夜遅くになっていったん低下したものの、22日も朝から上昇を始め、市内の観測点では、午前9時現在、最高で1立方メートルあたり868マイクログラムと極めて高い濃度を示している。

 

 中国では、大気質指数(AQI指数)を大気汚染の指数として用いているが、22日朝からハルビン市のほとんどの地域では、このAQI指数が最高値の500(深刻な汚染=健康な人でも運動耐容能低下を生じ、明らかな症状が出る。特定の疾患の患者が増加する)となっており、同市では戸外での活動を控えるよう市民に呼びかけている。

 

 こうした状況について、菅義偉官房長官は22日午前の記者会見で、「日本国内において、現時点でPM2.5の顕著な数値の上昇は観測されていない」とした上で、在留邦人については28日に北京市の日本大使館でPM2.5についての講演会を開催すると説明。

 

 また今月18日にPM2.5に関する専門家会合を開催し、大気汚染の分析や今後の注意喚起の運用について検討したとして、「国内外の状況を注視し、地方自治体との連携強化を図っていく」と述べている。

 あなたにオススメの記事

メニュー