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食の偽装連鎖 本当にチェックすべきは名店レストラン?

 食の偽装問題は、百貨店業界中に連鎖し、6日には三越伊勢丹ホールディングス、そごう・西武や小田急百貨店も相次いで発表、大手百貨店はほとんどがこの問題に関わっていたことが明らかになっている。

 

 こうした状況にメディアでは、百貨店のテナントに対するチェック不備を指摘する論調が目立っているが、「問題の本質」はそこにあるのか?

 

 これまでに偽装が発覚したテナントを見ると、そうそうたる「食の名店」が名を連ねている。

 

 例えば、世界のフレンチの頂点に立つ「ジョエル・ロブション」、創業114年日本における中華料理の最高峰の一つ「維新號」、127年前に創業したパリの高級食材の代名詞「フォション」など。

 

 世紀のシェフ ジョエル・ロブションはかつて、「食材に敬意を払うべきだ。高い品質の食材が入手できる所なら、どこにでもレストランを開きたい」と語った。

 

 維新號はそのホームページのトップで「私たちには伝統の味を守る義務があります」と宣言している。

 

 そしてフォションは「美味しく、美しく」をモットーにしている。

 

 料理の世界での権威を考えれば、百貨店側と名店テナントのどちらがより「食のスペシャリスト」か?は一目瞭然。

 

 世界で最も食材の品質に厳しい「フレンチの神様」の店舗に対して、百貨店が「食材の質」を問うことは本当に現実的だったのか。

 

 今のところは大手百貨店の企業責任として、自主的に「自らの過ち」を公表しているが、問題となったテナント(いずれも名にしおう名店ぞろいだが)からの自主的な発表は寡聞にして知らない。

 

 百貨店内の支店で「食の偽装」が行なわれていたのなら、その本店でも同じことが起きていると考えるのが自然なはずだが……。

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