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もんじゅ「テロ対策に不備」 規制委が厳重注意

高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)

   原子力規制委員会は6日、日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)でテロ対策に関する4件の違反を認定し、「原因は組織体制に起因する」として同機構に文書で厳重注意した。


   規制委は7月、国の定める「核物質防護規定」について、もんじゅで現地調査を実施。その結果、立入制限区域のフェンスの一部が規定より低く、構内に入る際の身分証明書のコピーの取りもらしもあったことが明らかになった。


   また、人や車両の出入りを監視する装置を過去3年間にわたって点検しておらず、定期的な評価・改善を必要とする核物質防護措置について2011年度は自己評価を怠っていたという。


   これら4件について、規制委はいずれも核物質防護規定に違反していると判断。もんじゅが「ハード面、ソフト面を含む核物質防護システム全体として脆弱な状態にあった」と指摘。「職員の法令遵守や核セキュリティに対する意識、チェック機構に問題があった」と厳しく批判し、同機構に再発防止を求めている。

 

   もんじゅでは、約1万4000点の点検漏れが見つかっており、5月に規制委から運転再開に向けた準備作業を凍結するよう命令を受けている。

 

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