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花粉症に朗報!無花粉ヒノキを神奈川県が発見

神奈川県が発見した無花粉ヒノキ(神奈川県自然環境保全センターの報道資料より引用)

 神奈川県の自然環境保全センターは10日、全国で初めて、花粉が飛散しない「無花粉ヒノキ」を発見したと発表した。

 

 この無花粉ヒノキは、2011年度から2012年度に同センターが県内の森林で4074本のヒノキを調べ、秦野市内のヒノキ林で1本だけ見つかった推定樹齢40年、樹高約10メートルのもの。

 

 このヒノキは、雄花(おばな)も雌花(めばな)も不捻(花粉が飛散しないなど種子が形成されない性質)で、今年の再調査でも、このヒノキから花粉の飛散はなかった。

 

 今回見つかった無花粉ヒノキは「両性不稔」のため種子を使っての苗木が作れず、さし木や接ぎ木により苗木を生産することになる。

 

 しかし、さし木や接ぎ木のみで増やすと、単一の形質のため病虫害での被害が大きくなるリスクがあるため、県では品種改良を進めるととともに、種子を作ることができる「雄性不稔(雄花だけが不稔)」のヒノキを探し続けるとしている。

 

 同時期に花粉症を引き起こすスギについては、1992年(平成4年)に無花粉スギが発見され、これをもとに品種改良が行なわれた結果、「はるよこい」という無花粉スギの新品種が誕生、現在では林業用に普及が進められている。

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