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クレーターの凸凹くっきり 月の地図を国土地理院が公開

月の立体地図。中央は南極のエイトケン盆地(国土地理院ホームページより)

月の周回衛星「かぐや」の観測データを基にした新たな月の立体地図が13日、国土地理院のホームページで公開された。大小さまざまなクレーターなど詳細な地形を、地球から見えない月の裏側まで見ることができる。


   「かぐや」は宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって2007年に打ち上げられ、2009年に月面に落下するまでにレーザ高度計(LALT)で月の全球に及ぶ高さのデータを観測。


   このデータを国立天文台が解析し、国土地理院が「アジア航測」と協力して地形の凹凸を赤色の濃淡で表す「赤色立体地図」を作成した。


   赤色立体地図では、赤が濃いほど凹凸が激しく、巨大なクレーターの中に小さなクレーターがあったり、クレーターが重なっていたりする様子がくっきりと見て取れる。


   「かぐや」のLALTプロジェクトのリーダーだった国立天文台の荒木博志博士は「月クレーターの重複や海の溶岩の積層の複雑さが手に取るようにわかり、地形の判読性は従来の図法より明らかに優れている」と評価。「新地形の探索や地形の上下関係の確認が体系的に進み、ひいては月地形の形成史に大きなインパクトを与えるかもしれない」とコメントしている。

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