防災と災害情報のニュースメディア
  • 医療技術

感染症2014 ノロウイルスはヨーグルトで予防?

   インフルエンザと並んで冬場の脅威となっている感染性胃腸炎。中でも猛威をふるうノロウイルスは、念入りな手洗いや食品の十分な加熱が有効な予防策とされるが、今季は”体内からの予防”も話題になっている。


   そもそも感染性胃腸炎とは、ノロウイルスやロタウイルス、サポウイルス、アストロウイルス、アデノウイルスなどのウイルスや細菌、寄生虫によって引き起こされる感染症で、子供の患者だけでも年間100万人にのぼる。ピークは例年12月から1月頃で、まさに今が流行本番だ。


   特に、食中毒の原因第1位を占めるノロウイルスは、2012年には416件の食中毒事件が発生、1万7632人の患者が出た。

   感染のスピードが速く、体内に10〜100個入っただけで感染が成立。主に腸管で増殖し、感染から24〜48時間で発症する。通常は数日で回復するが、ひどければ死に至る危険も。ワクチンも治療薬もなく、以前に感染した人でも繰り返し感染を起こすので毎年備えが必要だ。


   感染はほとんどが経口感染で、食中毒の他、ウイルスに触れた人から人への感染も多く、流行期になれば、電車のつり革や階段の手すりなど、どんな場所にウイルスが付着していてもおかしくない。


   このため、予防には「30秒以上の手洗い」「85℃以上で1分間以上の加熱」が有効だが、今季は母乳に含まれるタンパク質「ラクトフェリン」も注目されている。赤ちゃんを感染症から守る役目を果たしており、免疫力を高める作用や抗ウイルス作用が期待できるからだ。


   そのものずばり「森永ラクトフェリンヨーグルト」を販売している森永乳業によると、100mgのラクトフェリン含有食品を「ほぼ毎日」食べている人は、「週1回」の人に比べ、病院でノロウイルスの疑いまたは確定と診断された割合が6.5%も少ないという調査結果が出たという。


   このヨーグルト、NHKの番組で紹介されるや、翌日から売り切れになるスーパーが続出。あまりの人気に購入制限をかける店もあったとか。ラクトフェリンは生乳やナチュラルチーズにも含まれるが、確かに手軽さならヨーグルトに軍配が上がる。


   ノロウイルスを含め、感染症胃腸炎は12月以降、患者数が例年を上回っており、大きな流行になる恐れもある。また、春先にかけては乳幼児に流行するロタウイルスにも注意が必要で、まだまだ油断できない季節が続く。食べ物や生活習慣で上手に予防していきたいものだ。

 

■感染性胃腸炎の最新情報は感染症MAPでごらんいただけます。

大ヒットした森永ラクトフェリンヨーグルト。

 

 あなたにオススメの記事

メニュー