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防災歳時記2月7日 北方領土の日とソチ五輪

昨年の北方領土返還要求全国大会であいさつする安倍晋三首相(出典: 首相官邸HP)

 ソチ五輪の開会式は、今夜(正確には2月8日だが)深夜午前1時から。

 

 スポーツの祭典ではあるが、オバマ米大統領を始め、独仏などの首脳も開会式を欠席する。

 

 それは、ロシアの「同性愛宣伝禁止法」による人権侵害を問題視しているから。

 

 しかし安倍晋三首相は出席。

 

 各国首脳がボイコットしている時だからこそ出席をアピールし、プーチン大統領との信頼関係を深め、北方領土返還交渉の進展をにらんでいる。

 

 なにせ今日2月7日は、「北方領土の日」。

 

 今から159年前、1855年(安政元年)の今日2月7日に、伊豆下田で、日魯通好条約(日露和親条約)が締結された。

 

 「北方領土の日」は、終戦直後にソ連が北方領土を占拠した日にすべき、との意見もあったが、平和的な外交交渉によって、日ロ両国が国境線を確定したこの日を最終的に選択した。

 

 この日魯通好条約で定められた国境線が、「択捉(エトロフ)島と得撫(ウルップ)島の間」。

 その後、1875年(明治8年)に、樺太千島交換条約で、日本は樺太を放棄する代わりに、千島列島全島を譲り受ける。

 

 さらに日露戦争のポーツマス条約(1905年 明治38年)で、北緯50度以南の南樺太が日本の領土になった。

 

 そして、太平洋戦争の講和条約であるサンフランシスコ平和条約(1951年 昭和26年)で、日本は千島列島と南樺太の権利を放棄した。

 

 当然ながら、終戦のどさくさに紛れて占拠された北方四島は、サンフランシスコ平和条約で権利を放棄した「千島列島」には入っていないとの認識だが、現実はご存知の通り。

 

 安倍首相は、ソチ五輪開会式に旅立つ前に、今日開かれる北方領土返還要求全国大会に出席する。

 

 プーチン大統領との5回めの首脳会談、もし交渉に進展があるとすれば、プーチン大統領は「北方領土返還の代償」に何を求めてくるのだろうか。

「北方領土返還の代償」があるとすれば、ロシアは何を求めるのだろうか

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