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小野田さん死去「あの時戦争は終わった」官房長官

小野田寛郎さん(小野田自然塾HPより引用)

 フィリピン・ルバング島のジャングルで30年間にわたり潜伏した小野田寛郎さんが死去したことについて、菅義偉官房長官は17日午前の記者会見で、「小野田さんが帰って来られた時は、まさにこのことによって戦争が終わったんだなあと個人的に感じたことが非常に鮮明に残っている」と、小野田さん帰国時の思い出を語った。

 

 同会見で菅官房長官は、さらに「あのジャングルの中で生活してこられた強靭な意志、その後も開拓の精神の中で頑張ってこられた。心からご冥福お祈りしたい」と述べている。

 

 小野田さんは、大正11年、和歌山県生まれで、昭和19年に諜報活動などを行なう情報将校を育成する陸軍中野学校を卒業。
 
 上官から、「玉砕は絶対許さん、3年でも5年でもがんばれ」とのゲリラ戦任務を下命されたことから、終戦後もフィリピン・ルバング島のジャングルに潜伏し、米軍レーダーサイトなどへの攻撃を100回以上繰り返した。
 
 しかし1974年(昭和49年)、捜索活動をしていた日本人青年と面会し、かつての上司 谷口義美元少佐からの「参謀部別班命令」を受けて、任務解除として30年ぶりに帰国。

 

 帰国した小野田さんは、戦前とは大きく異なる日本社会になじめず、ブラジルに移住、「小野田牧場」を経営、しかし後に、凶悪な少年犯罪が多発する日本社会に心を痛め、自身の経験から自然の中でのサバイバルによって心身を育成する「小野田自然塾」を主宰した。

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