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オーロラの謎を解き明かす10分間だけのロケット

ノルウェーのオーロラ(2014年1月9日撮影 出典: ヘラルド・アルブリグステン 掲載許諾)

 高緯度地帯の夜空を神秘的に彩る『オーロラ』。

 

 太陽から地球に吹き寄せるプラズマの流れ「太陽風」が地球の磁気圏の中に入り、さらに加速されたプラズマが、高速で大気圏に降り注ぐ。

 

 そして酸素や窒素の原子と衝突して、この神秘的なカーテンが生まれる、というザックリとした「オーロラの仕組み」は分かっている。

 

 しかし、太陽風がなぜ地球の磁気圏の中に入り込めるのか?さらにどうして加速されて地上近くに降り注ぐのか?そしてなぜあのような「カーテン」を作り出すのか?

 

 実はオーロラの発生には、まだ多くの謎が残されている。

 

 そしてオーロラの謎を解き明かすことは、太陽と地球の相互作用の秘密を解き明かすことでもある。

 

 米航空宇宙局(NASA)が資金提供する「GREECE」という実験計画は、地上からの観測とロケットによる観測でオーロラの謎を解き明かそうというもの。

 

 この季節、同計画のメンバーは、最新鋭の撮影装置を地上に設置して、アラスカで、素晴らしいオーロラの発生をひたすら待ち続ける。

 

 そして最適なオーロラを発見したら、10分間だけ飛行できる観測ロケットをオーロラの中に打ち上げ、オーロラ内部のプラズマや電磁場のデータを収集、地上で撮影したオーロラカール(カーテンのひらひら)の変化と付き合わせて、その仕組みを探っていく。

 

 ロケットを飛ばすウィンドウ(期間)は、当然ながらアラスカで素晴らしいオーロラを見ることができる、1月24日から2月6日ごろが多い。

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