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13年富士山遭難過去最多「弾丸登山」が原因

 静岡県警は30日に、21013年の静岡県側で発生した富士山登山の遭難件数は98件(前年比42件増)、遭難者は106人(前年比36人増)と統計を取り始めた1973年以来、過去最多になったと発表した。

 

 遭難者のうち死者は5人、負傷者は40人となっており、死亡の原因は、4人が滑落、1人が急性心不全。

 

 また遭難の原因については、高山病などの発病が43件、次いで転倒が22件、疲労が13件、滑落が9件などとなっている。

 

 富士山は昨年6月に世界文化遺産に登録されて以降、登山客数が増える一方で「無理な登山」も急増している。

 

 昨年から登山道入口に自動カウンターが設置されたが、7月始めごろから深夜に100人単位のグループが登山している様子が記録されている。

 

 その一方で、途中の山小屋で仮眠・休憩する登山客数はさほど増えていない。

 

 つまり深夜に5合目までマイカーなどで深夜に到着し、そのまま山小屋での「休憩なし」で一気に頂上まで向かう、いわゆる「弾丸登山」が増えたことが、高山病などを誘発し、遭難件数を増やしている大きな原因となっている。

 

 昨シーズン富士山では、観光バスで深夜に5合目に到着する「弾丸登山ツアー」も多くあり、来シーズンに向けては、こうした無理な「弾丸登山」を減らすための方策が必要と見られる。

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