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東日本大震災「巨大津波の原因が判明」 海洋研究開発機構

 海洋研究開発機構は8日、地球深部探査船「ちきゅう」の第343次研究航海で収集した地層データから、東日本大震災は「海溝の近くでは断層は大きく滑らない」という定説を覆す地震だったことを裏付ける証拠を発見したと発表。さらに、ひずんだプレートが地震後に逆方向に動くという、大きなエネルギーの放出も判明し、これが巨大津波の発生に繋がったとした。

 

 調査は巨大地震発生のメカニズム解明の手がかりとして、東日本大震災で海底地形が最も変動した宮城県・牡鹿半島の沖合約220キロの地点で実施。海底下850.5mまでの地層データを取得して分析を行った。 

 掘削された地層のデータを解析すると、震災前のプレート境界には東西から押しつぶすように力が加わっていたが、震災後では逆に引っ張るような力の向きに変化していた。こうした力の変化は、圧縮されていたエネルギーのほとんどが解放された証拠になるという。

 

 今回の調査結果は、海溝付近の断層でも大きな滑りが発生することを世界で初めて裏付けるものとなり、他の海溝型巨大地震でも類似した現象が起こる可能性があるとまとめている。

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