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「風力発電は気候変動を引き起こす」はホントか?

 いまやクリーン・エネルギーのトップランナーとなった風力発電だが、風力発電の巨大な羽根が大気の層をかくはんすることにより、気候変動の引き金になっているとする研究も発表されている。

 

 こうした研究によれば、テキサスにある世界最大の風力発電所の周辺では、年間で0.72℃の夜間温度の上昇が見られたり、数千キロ離れた地域での5日間天気予報が大きく変わるなどの影響が指摘されている。

 

 しかし科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に掲載された仏気候環境科学研究所(LSCE)の研究チームの論文では、ヨーロッパの風力発電所が気候に与える影響は「さほどでもない」としている。

 

 この論文によれば、風力発電が気候に与える唯一の影響は冬季の気温と降水量で、温度差にして±0.3℃以内、降水量にして0〜5%以内とのこと。

 

 風力発電は、高気圧圏をヨーロッパに発生させているものの、その影響は経年変動から予想される気候の変化よりは、はるかに弱いと見ている。

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