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東京などでタミフル耐性変異インフル検出 9都道府県に拡大

2009年に世界的大流行(パンデミック)を引き起こした新型インフルエンザA(H1N9)pdm09ウイルスの電子顕微鏡写真(出典: CDC )

 今シーズンすでに6道府県で確認されているタミフルなどの抗ウイルス薬に耐性のある変異インフルエンザウイルスだが、国立感染症研究所が18日に発表した最新の抗インフルエンザ薬耐性株サーベイランス(2月18日現在)によると、東京都、兵庫県、愛媛県からも検出報告があり、同ウイルスが確認された地域は9都道府県に拡大している。

 

 このウイルスは、今シーズン再び流行しているA(H1N1)pdm09ウイルス(2009年に世界的大流行=パンデミックを引き起こした新型インフルエンザウイルス)の変異株で、抗ウイルス薬 タミフル(オセルタミビル)ラピアクタ(ペラミビル)に対する耐性を獲得しているもの。
 
 これまでに、北海道、山形県、神奈川県、静岡県、三重県、大阪府で検出されているが、今回は東京都で6人のうち2人から、兵庫県では15人のうち1人から、愛媛県では8人のうち1人から同ウイルスが検出されている。

 

 同サーベイランスによれば、解析した検体490株のうち8%にあたる41株から、この耐性変異ウイルスが検出されており、前週より検出確率(前週は7%)が1%増加している。

 

 国内で、A(H1N1)pdm09ウイルスの変異株が確認されたのは、今シーズンが初めてだが、海外ではこれまでにも「抗ウイルス剤への耐性」を持つ変異ウイルスの検出例がある。
 
 国立感染症研究所では、タミフル耐性変異ウイルスが検出された山形県の小学生が、発症する1〜2日前に、関東地方のテーマパークに行っており、このテーマパークは海外から訪れる人も多いことから、同テーマパークに海外からタミフル耐性変異ウイルスが持ち込まれた可能性も示唆している。

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