防災と災害情報のニュースメディア
  • 歴史

防災歳時記3月10日 世界の経済危機は毎年やってくる?

 2008年10月にリーマン・ブラザーズが破綻し、世界金融危機が発生してからというもの、どうにも世界の金融経済が不安定である。

 

 バブル崩壊後、日経平均株価が最安値を付けたのは、このリーマン・ショックの後、2008年10月28日の6994円90銭だが、終値(その日の取引の最終価格)ベースで見て最安値となったのは、2009年の今日3月10日のこと。

 

 このとき日経平均は7054円98銭まで暴落し、その約1カ月後には米国でクライスラーが破綻をしている。

 

 安倍政権が誕生してからというもの、アベノミクス効果で好調な東京株式市場であるが、ここ数年の歴史を振り返ってみると幾度も危機が起きていて、果たして今後も順風満帆と言えるのだろうか。

 

 2008年にリーマン・ブラザーズが倒産してから、連続で危機を迎えたのは当事国のアメリカである。

 

 2009年の4月にクライスラーが、6月にはゼネラル・モーターズ(GM)が続けて破綻。名実ともに世界を牽引してきた米国クルマメーカーの凋落ぶりには、誰しも驚きを隠せなかっただろう。

 

 また同年11月には、アラブ首長国連邦の政府系企業が突如債務返済の繰り延べを要請するドバイ・ショックを起こして、世界の株式相場が下落。

 

 年が明け、2010年に入ってすぐの1月に日本ではJALが戦後最大規模の負債額で破綻し、ヨーロッパでは「欧州ソブリン危機」が発生。ギリシャでは大規模なストが発生し、他にもスペインやポルトガル、イタリアなどを発端とする通貨危機が囁かれた。

 

 このときは欧州各国の協調路線によって最悪の事態は免れ、これにより日本経済も立ち直るかと思われた。

 

株式相場はその国力を示す指標でもあり…

 しかし、2011年3月11日、東日本大震災が起きる。

 

 日本は株式相場どころではなくなり、月初に1万676円24銭だった日経平均株価は、あっという間に一時8227円63銭まで落ち込み、文字通りの阿鼻叫喚。

 

 また、それがどうにか落ち着いてきた頃の同年8月には米国債が格下げされて世界同時株安になっており、それ以来、不安定極まりなかった日本経済は、安倍政権の誕生で劇的に変わる。

 

 いわゆるアベノミクス効果で、株価が1万5000円台まで復活しているのは、皆さんもご存知であろう。

 

 それに伴い国内での経済指標も全体的に良化しているが、果たして日本経済は今後も安泰となるのか?

 

 現在の世界経済は各国の通貨や市場が密接に関わっており、中国やロシア、ブラジルなど、いわゆるBRICSの国が一つ不安定になるだけで、アメリカを中心に伝播し、世界中の株式取引に多大なる影響を与える。

 

 ましてや、他ならぬ米国FRBの決定により、ブラジルやトルコなどの新興国に出回っていたドルの投機資金が急速に引き上げられ、経済危機のリスクをはらんでいる。

 

 そこに加えてロシアとウクライナでのクリミア半島紛争危機。

 

 もちろん、いたずらに危機を煽っても仕方ないが、こう毎年のように経済危機が発生していると、いつか完全に行き詰まる気がしてならない。

 

 そのとき安倍首相や日本企業のトップたちは有効な手立てを打つことはできるであろうか。

 

今後も安定することを願ってやまないが…

 あなたにオススメの記事

メニュー