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皮下をはいずり回る恐怖の寄生虫 マンハッタンでも感染の危険

顎口虫症を媒介するタウナギ

 顎口虫(がくこうちゅう)という寄生虫がいる。

 

 本来は、ドジョウ、フナ、ナマズなどの淡水魚の中で成長し、イヌやネコ、ブタなどに寄生する寄生虫。

 

 この顎口虫はヒトの体内では成虫に成長できないが、万が一、ヒトの体内に入ると、幼虫のまま「居場所」を求めて、皮膚の下をはいずり回り、重症化すると失明・脳性まひ、ひいては死に至ることも。

 

 実際、日本では「ブラックバスの刺身」や「ドジョウの踊り食い」などで発症した例がある。

 

 米地質調査所(USGS)は12日、ニューヨークのマンハッタンなど米国内の大都市でも、この顎口虫症に感染する危険性があるとした研究を発表した。 

 

 同研究によると、折からのエスニックブームで、「タウナギ(淡水ウナギ)」がバングラデシュなどアジア地域から輸入されており、フロリダではこのタウナギを地元の湖沼に放流もしている。

 

 「タウナギ」の一大輸入地であるフロリダの市場で、USGSの研究チームが、2010年から2012年にかけて調査を行なったところ、案の定、顎口虫の幼虫がタウナギの検体から発見された。

 

 さらにタウナギはフロリダから全米各地の大都市に出荷されているため、ニューヨークのマンハッタンやジョージア州のアトランタ、そしてディズニーランドもある米屈指の観光地フロリダ州のオーランドでも、市場で売られているタウナギから顎口虫の幼虫が発見されているとのこと。

 

 USGSは、フロリダで放流されたタウナギから、他の淡水魚へ顎口虫の感染が広がることを懸念しており、くれぐれもタウナギなどの淡水魚を「生」や「生煮え」で食べないよう、注意を呼びかけている。

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