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豚の伝染病18県に拡大 過去最悪規模の4万頭死ぬ

赤くなっている県でPEDの発生が確認されている(農林水産省HPより)

   子豚がかかると高い確率で死に至る伝染病「豚流行性下痢(PED)」が九州地方など18県に拡大し、過去最悪に近い4万頭弱が死亡していることが、農林水産省のまとめでわかった。


   2日、畜産の担当者を集めた全国会議で明らかにした。


   PEDは、豚やいのししが感染するウイルス性の伝染病で、生後10日以下の子豚がかかると、脱水症状によって高確率で死亡する。


   日本国内で1990年代に大規模な発生が相次ぎ、ピーク時の96年には約4万頭が死亡。その後は散発的な発生にとどまり、2006年以降はゼロが続いていたが、昨年10月、沖縄県で7年ぶりに症例が確認されたという。


   4月2日現在、発生が確認されているのは18県243農場で、鹿児島県で2万5000頭、宮崎県で9326頭、大分県で1410頭など、96年に匹敵する合計3万9153頭が死亡。


   畜産県の多い九州地方が目立つが、青森県(死亡419頭)、茨城県(同234頭)、愛知県(同980頭)、三重県(同386頭)など、感染は全国に広がっている。


   PEDは人にうつることはないが、感染拡大が続けば豚肉の価格高騰を招く恐れもあり、農林水産省は「未発生の地域でも衛生管理の徹底を」と呼びかけている。

 

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