防災と災害情報のニュースメディア
  • FUKUSHIMA

福島第一 汚染水タンクを1年前倒しで80万トンに増設

   東京電力は、福島第一原発で増え続ける汚染水を保管するため、これまでの計画から1年前倒しして来年3月までにタンクの総容量を約80万トンまで増やすと発表した。


   福島第一原発の敷地内には毎日400トンの地下水が流入して新たな汚染水が増え続けており、タンクに保管できる総容量(約48万6000トン)の9割が3月の時点で既に埋まっている。


   このため、東電は昨年10月の段階では「2016年3月」としていたタンクの増設を2015年3月に早めることを決定。別の工場で造ったタンクを海上輸送して敷地内に持ち込むなどして、前倒しが可能になったという。


   新たな計画では、今年度上旬をめどに敷地南側や南東側のエリアに約10万6000トンを増設。さらに7月以降、約25万5000トンを設置しているとしている。


   現在、主力となっている鋼板をボルトで締めた「フランジ型」のタンクは漏えいが相次いでいることから、新たに増やすタンクは溶接型とし、計画を前倒しすることで溶接型への交換も早めたいという。


   ただ、東電は必要とされる総容量80万トンについて、建屋を氷の壁で覆う「凍土壁」の設置などを前提としているが、「凍土壁」の効果が予想を下回った場合、再びタンク不足に陥る恐れがある。

 あなたにオススメの記事

メニュー