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クライストチャーチ地震から2年 住宅再建遠い現状

 ニュージーランド南島のクライストチャーチ市を襲ったクライストチャーチ(カンタベリー)地震から、22日で2年が経った。同市直下でM6.3の地震が発生し、局地的に多くの建物が倒壊するなどの被害を受けた。なかでも、特別に激しく倒壊したカンタベリーテレビ(CTV)ビルでは、語学学校に通っていた日本人28人を始め、多数が犠牲となった。

 

 現在も街中には依然として取り壊しを待つ建物が70以上残り、復興の足並みは遅い。15日には、地震復興大臣が、これまで「レッドゾーン」と呼んでいた市中心部の立ち入り区域を「リビルドゾーン」と改称し、体制を本格的に復興基調に移すことを発表したばかりだ。


 街のシンボルであるカンタベリー大聖堂についても、解体か再建かの見通しがたっていない。2012年には一旦取り壊しが始まったが、市民の大反対に遭い、解体工事はストップしたままとなっている。

 

 住民の生活面での日常は戻っているものの、住宅再建の面では大幅な遅れが出ている。同市のラジオ局プロデューサーの晝間(ひるま)尚子さんによると、国営地震保険の補償や、市役所建築の許認可手続きの処理に遅れが生じがちなためで、住宅の修繕や再建がままならない人たちが、自身も含めて多数出ているという。

 

 「家屋の損傷の検査報告を、昨年末にようやく受け取ったところ。でも、じっくり手続きすることで、クライストチャーチがニュージーランドで一番安全な街になると思いたい」と晝間さんはため息をついた。

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