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愛知県で野犬からエキノコックス 本州では稀

 愛知県は8日、県内の阿久比(あぐい)町で捕獲された野犬のフンから、人に感染すると肝臓などに障害をもたらすおそれのある寄生虫の「エキノコックス」が検出されたと発表した。

 

 同県によると、今年1月から3月にかけて、阿久比町の山中で捕獲された8頭の野犬のうち、1頭(オス・雑種)のフンからエキノコックスを検出。

 

 野犬はすでに殺処分されており、他の犬への感染は確認されていないが、通常、エキノコックスは北海道に生息しており、本州で発見された例は珍しい。

 

 エキノコックスは、主にキツネと野ネズミの肝臓や腸に寄生しているが、沢水や山菜に付着した卵を通して人に感染すると、肝臓に幼虫が寄生し、数年から10数年の潜伏期間を経て、上腹部への不快感や肝機能障害などの症状が出現。放置しておくと肺や脳に病巣が転移し、最悪の場合には命にかかわることもある。

 

 エキノコックスの卵は直径0.03ミリの球体のため肉眼では確認できないが、十分な加熱や手洗いで予防することはでき、野ネズミから感染することはなく、また、人から人への感染もない。

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