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災害の記述も残す「醍醐寺文書聖教」を国宝に 文化審議会

 国の文化審議会は27日、新たに3件の文化財を国宝に指定するよう文部大臣に答申した。そのうちの1つ、京都市の醍醐寺(だいごじ)が所蔵する「醍醐寺文書聖教(もんじょしょうぎょう)」は、平安時代から明治時代までの様々な記録や経典など約7万点の文書群で、過去の災害についても記録した貴重な史料となっている。

 

 醍醐寺文書聖教には例えば次のような災害が記されている。室町時代(14世紀)、福井県北部の干ばつを背景として、近隣の堤を壊す水争い「水論(すいろん)」が起きたこと(『福井県史』より)。1596年に近畿地方を襲い、太閤・豊臣秀吉が住んでいた伏見城(京都)の天守閣を崩壊させた慶長伏見地震。また、江戸時代の1703年に関東南部で起きた元禄地震についても、伊豆(静岡県)で発生した津波の様子などが詳しく書かれている。

 

 ほかの2点は、奈良県桜井市の文殊院蔵の仏師・快慶作「騎獅文殊菩薩」や、静岡県伊豆の国市の願成就寺蔵の運慶作の「木造不動明王」など。

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