防災と災害情報のニュースメディア
  • 防災知識

国交省が「浮いて逃げる」津波救命艇を公開

 国土交通省は6日、津波に備えるために試作した救命艇を、都内で政府関係者や報道陣に初めて公開した。

 

 救命艇は、津波が予想される段階で、高台や津波避難タワーにすみやかに避難できない人たちが乗り込こむことを想定して開発された。逃げ込んだ人が、東日本大震災の津波の流速程度の衝撃にも耐えられるよう、様々な緩衝材が張り巡らされるなど、乗り物としての完成度も高めた。

 

 今回公開されたのは、同省の四国運輸局が株式会社IHIに委託して開発した標準タイプで、最大で大人35人を収容でき、船内にはシートベルト付きの座席とトイレが設置されている。水や食料や医薬品、衛生用品などの他、室内照明やトイレも装備され、1週間程度は艇内で過ごせる。全長8.4メートルの強化プラスチック製で、耐用年数は40年。エンジンは付いていない。

 

 同運輸局は、試作艇を元に今後様々なメーカーが量産し、国民の避難の手段が増えることを期待している。量産時の目標価格は700万円。介護や病院タイプ、児童向けタイプなどへの改装や、防災倉庫や趣味用など、設置者の用途に合わせて日常使いもできるようなものにすることも可能だという。

公開された救命艇

公開された救命艇

太田昭宏国土交通大臣も乗り心地を確かめた

太田昭宏国土交通大臣も乗り心地を確かめた

 あなたにオススメの記事

メニュー