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高橋氏「理研の倫理観に耐えられない」iPS臨床中止も?

高橋政代理研プロジェクトリーダー(高橋氏Twitterアカウントより引用)

 世界の再生医療の最先端としてネイチャー誌の「2014年に注目すべき5人」にも選ばれている理化学研究所網膜再生医療研究開発プロジェクトリーダーの高橋政代氏は1日に自身のTwitterで、「理研の倫理観にもう耐えられない」などとつぶやき、早ければ今夏にも予定されている加齢黄斑変性患者へのiPS細胞を利用した移植手術を中止する可能性を示唆した。

 

 高橋氏が1日から2日かけてつぶやいたTwitterは以下のとおり。

 

 まず1日午前9時すぎにつぶやかれたのは…

 

 

「理研の倫理観にもう耐えられない」

 

 

 このつぶやきに対し、このような意見が。

 

 

「そういうお考えであるなら、一旦黄斑部変性臨床研究プロジェクトの一時凍結を宣言し、理研上層部にSTAP問題処理について再考を促しては如何でしょう。不可逆的障害を残す可能性がゼロではない侵襲性の高い移植のトライアルであるからには、最上級の倫理観の元に実施されるべきものなのでは?」

 

 この意見に対して、高橋氏は2日午前9時前に再びツイート。

 

 

「ご意見ありがとうございます。ごもっともな意見と思います。現在進行している患者さんの治療のための細胞準備はそういう理由でやめるわけにはいきませんが、まだ始まっていない患者さんの治療については中止も含めて検討いたします。」

 

 

 さらに以下のような文章が複数のツイートに分かれて掲載された。

 

 

「もちろん、現在進行している患者さんについては、ご本人が不安でやめたい場合はご本人の意思で中止することができます。次回確認する予定です。

 

感情論や抗議ではなく中止してはどうかという意見を複数聞くようになっていること、理研のPC購入問題の報道のように痛くもない腹を探られる環境であること、患者さんも現場もとても落ち着ける環境ではないこと。

 

 このような状況でする臨床研究ではないと思います。万全を期すべき臨床のリスク管理としてこのような危険な状況では責任が持てないのです。」

 

 

 つまり小保方晴子氏のSTAP細胞の問題に端を発した理研への批判で、とてもiPS臨床を行なうような環境にはないということらしい。

 

 高橋氏の臨床研究は、昨年7月に厚生労働省が了承、早ければ今夏にもiPS細胞を使った臨床移植手術の第1例目になると目されていた。

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