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閖上浜で地中レーダー使い行方不明者捜索

閖上地区で使用されたレーダー機器

 東日本大震災の津波で多数の犠牲者が出た宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区で9日、行方不明者の捜索が行われた。

 

 同地区でボランティアらによる人海戦術での捜索を知った東北大学の佐藤源之教授(電波応用工学)と、仙台高等専門学校の園田潤准教授(電磁波工学)が、地中レーダーを使うことを遺族に申し出て実現した。

 

 捜索で使用された数種類のレーダー機器のうち、ひとつはデジタル解析が行えるタイプ。電磁波を地中に向けて放射し、跳ね返ってくる反射波を読み取ることで、地層の中に混じる異物を探すことができる。集団移転先の候補地での埋蔵文化財の有無を調べるために、2月に新しく開発したばかりのものだという。この日は幅2メートルほどある機器を東北大と仙台高専の学生らが引いて歩き探査したが、夕方までの捜索で手がかりになりそうなものは見つからなかった。

 

 また、ボランティアら数名が参加し、金属探知機など他のレーダーで反応が出た場所を手がかりに、他にも埋まっている物がないかスコップで掘り起こして確かめた。

 

 佐藤教授は、「今後もこういった形で、捜索を続けていきたい」と話した。

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