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広島土砂災害 死者39人に 西日本では今日も激しい雨のおそれ

  記録的な豪雨による広島の土砂災害は死者が39人(21日午前10時現在)にのぼっているが、西日本では今日(21日)も大気の状態が不安定で、夕方にかけて再び激しい雨が降る恐れがあることから、気象庁では局地的な落雷、突風、短時間強雨に対する注意を呼びかけている。

 

 土砂災害の現場では、近県からの応援も含め自衛隊や警察、消防が2500人態勢で昨夜から徹夜で不明者の捜索にあたっているが、広島県警察本部と広島市災害対策本部によると、今日10時の時点で亡くなった人は39人、行方不明者は31人にのぼっている。

 

 土砂崩れは、広島市安佐南区と安佐北区を中心にした山沿いの約15キロに及ぶ広い範囲で発生。この付近は山すそを住宅地として整備した地域で、20日未明から朝方にかけて降り続いた200ミリを超える降水量の豪雨によって地盤が緩んでいたことから、土砂崩れや土石流の発生で家屋や建物が流されたり、生き埋めになるなどして、多くの住民が犠牲になったほか、安佐北区の住宅崩壊現場で5人を救出した消防職員が土砂の再崩落に巻き込まれて命を落とした。

 

 広島市災害対策本部によると、19日からの雨の影響で、道路が陥没して各地で配水管が破損していることから、安佐南区と安佐北区でおよそ1700戸を超える民家で断水していて、給水車などで対応をしている。また今日10時現在で、両地区であわせて383世帯927人が避難所で避難している。

 

 気象庁によると、被害のあった中国地方や九州北部では、日本海側に停滞する前線や低気圧に向かって南から吹く暖かく湿った空気が流れこみ、大気が不安定な状態が続いているため、今日夕方から明日22日昼前にかけて、落雷や突風、局地的に激しい雨が降るおそれがある。今後とも、土砂災害や河川の増水に引き続き警戒が必要とされる。

 

 

 

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