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拡大するデング熱感染 発生源はすべて代々木公園の蚊

デングウイルスを媒介するヒトスジシマカは、やぶや公園、墓地などに生息し、人家でも植木鉢の受け皿など水溜りで発生する。(国立感染症研究所ホームページより)

 厚生労働省は、先月、埼玉や東京で約70年ぶりに感染が確認されたデング熱について、今日(1日)までに新たに19人が感染したことを明らかにした。

 

 デング熱をめぐっては、先月27日、海外渡航経験がないにもかかわらず、埼玉や東京の男女3人に感染が確認され、厚労省で感染経路について調べていたところ、全員が先月、東京の代々木公園で蚊に刺されていたことが分かった。

 

 その後の調査で、今日までに神奈川や新潟、千葉、茨城など6つの都県の合わせて19人が相次いでデング熱に感染したことを確認、いずれも現在は症状が落ち着いているという。

 

 厚労省によると、これまでに感染が確認された22人は、全員が先月(8月)中旬までに、代々木公園内やその周辺を訪れていて、いずれも最近1カ月の間に海外渡航歴はないという。厚労省では「代々木公園で蚊に刺されたことが原因と見られるが、蚊の生息範囲は狭いため、今のところ大規模な拡大にはつながらないだろう」として、冷静な対応を求めるとともに、発熱や関節痛などの症状がある場合は、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけている。

 

 東京都では28日、患者が蚊に指されたと報告があった渋谷門付近を中心に蚊の駆除を行い、蚊を採集して調べたが、これまでにウイルスを保有する蚊は見つかっていない。今後は噴水池の水抜きをしたり、雨水や排水を受ける集水枡の清掃を行うことで、蚊の発生を抑制する方針。

           

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