防災と災害情報のニュースメディア
  • テクノロジー

海洋開発機構が次世代型地震計を開発 地球上全ての海溝で観測可能に

 海洋研究開発機構は14日、新開発の「超深海型海底地震計」を宮城県沖の日本海溝に設置・回収し、性能通りのデータを取得することに成功したと発表した。

 

 超深海型海底地震計は、外径約44センチの球状で、セラミックス製の耐圧容器の中に、地震計や記録装置、2次電池が封入されている。水深1万1000メートル相当の水圧に耐えられる。

 

 従来の海底地震計の性能では、水深6000メートルより深い海溝域での観測は不可能であったため、地震観測は空白域となっていた。今回の開発成功により、1万メートルを超えるような海溝も含む地球上の全ての海域での地震観測が可能になった。

 

 海洋研究開発機構はまた、小型のガラス球耐圧容器(外径約33cm、小型化により耐圧7000m相当)を使った、従来の1/3の重量(35kg)の大規模展開型海底地震計も開発したと発表。これら2種類の地震計を運用すればより緻密な観測が行えるようになり、海溝型地震の発生メカニズムの解明に役立てることができるという。

 あなたにオススメの記事

メニュー