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挟まないから痛くない 女性に優しい乳がん検査機器が登場

地域がん登録全国推計による女性のがん罹患データ[1975年~2010年] 女性がかかるがんの中でも、乳がんは突出して増えている。(国立がん研究センターがん対策情報センターがまとめたグラフより)

 毎年患者が増えている乳がんは、乳房を挟んでX線撮影をするマンモグラフィーが検査の主流だが、女性の体への負担が大きい。これを受けて、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と島津製作所は、痛みがなく、小さながんも発見できる診断機器を開発した。

 

 9月4日から販売を開始した乳房専用PET装置「Elmammo(エルマンモ)」は、うつぶせになった被検者が、胸の位置に開いた穴に乳房を入れるだけで検査できるため、従来のマンモグラフィーのように胸が挟まれて痛みを感じることがない。

 

 さらに全身用のがん検査で使われるPET/CT装置と比べて、解像度や感度を向上させたことから、これまでは難しかった小さな乳がんでも診断が可能になった。

 

 この装置は、全身用PET装置を使った検診と併用する場合は保険が適用される。乳房の検査時間は片方で5~7分で両方でも15分で済む。気になる検診価格は、薬価としては4000点で、個人負担は1万2000円程度。

 

 日本では、女性がかかるがんのうち、乳がんについては年間4万人以上がかかるともいわれ、毎年患者の数が増えている。

乳房専用PET装置「エルマンモ」

NEDOと島津製作所が開発した乳房専用PET装置「エルマンモ」。従来のマンモグラフィーのように、乳房をはさまないで検査できるので、女性への負担が少なくなる(NEDOのホームページより転載)

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