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デング熱だけじゃない…マダニ感染症で31人死亡 西日本で流行

SFTSウイルスを媒介するフタトゲチマダニ(出典:国立感染症研究所)

   デング熱の感染拡大が問題になっているが、マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」も西日本を中心に猛威をふるい、昨年初めて国内での感染が確認されて以来、死者は31人に上っている。


   SFTSは2011年に中国の研究者によって発見された新種のウイルスによる感染症。ウイルスを保有するマダニに咬まれると、6日〜2週間ほどの潜伏期間を経て発熱や嘔吐、下痢などの症状が出て、重症化すると呼吸不全や下血などを引き起こす。


   有効な治療薬やワクチンはなく、致死率は6.3〜30%とされる。国立感染症研究所によると、国内では昨年1月に初めて海外渡航歴のない人の感染が確認されて以来、今年8月末までに計96人が感染。うち31人が死亡しているという。


   特に、今年に入ってからは8月末までに昨年1年間の感染者数に相当する48人が感染。昨年より感染が拡大しており、9月2日には佐賀県で70代女性、同3日には鹿児島県で70代男性の死亡が新たに明らかになった。


   今のところ発症例は九州や四国、中国地方に集中しているが、ウイルスを媒介するマダニは全国に分布しており、同研究所はやぶや草むらに入る場合は予防策として長袖や長ズボンを着用するよう呼びかけている。

   

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