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御嶽山 今後も噴火の可能性 火山噴火予知連絡会

御嶽山地獄谷周辺から見た上空写真(国土地理院9月28日撮影)

 長野と岐阜の県境にある御嶽山の噴火について、気象庁火山噴火予知連絡会はこれまでに観測されたデータから、今回の噴火は「水蒸気噴火」の可能性が強く、火山性地震が多い状態が続いていることから、今後も同程度の噴火が発生し、火砕流を伴うおそれがあるとして、警戒を呼びかけている。

 

 火山噴火予知連絡会によると、27日の御嶽山の噴火は、山頂に北西から南東に伸びる火口列から発生したとみられ、大きな噴石が火口列から1キロ範囲内で飛散しているのが、上空からの調査で観測されている。

 

 噴出した火山灰にはマグマに由来する物質が確認されていないことから、今回の噴火は地下水がマグマに熱せられて起こる「水蒸気噴火」だったと考えられる。27日の噴火以降、山頂火口からの噴煙活動は活発な状態で、火山性地震が多いことから、今後も同程度の噴火が発生し、火砕流を伴う可能性がある。

 

 一方、「全地球航法衛星システム(GNSS)」による地殻変動観測では、特段の変化が観測されていないことから、29日時点で大規模な噴火につながる兆候は確認されていない。

 

 気象庁によると、今日午前9時現在、噴煙は火口から500メートルの高さまで上がっていて東に流れていることから、午後3時にかけて御嶽山周辺の風下側では火山灰が降ると予想されている。今後も噴石や火砕流への警戒とともに、爆発的噴火に伴う大きな衝撃波に注意を呼びかけている。

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