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御嶽山 3カ所以外に新たな火口の兆候なし 火山ガス放出続く

右:御嶽山山頂付近の表面温度を測定した写真。噴煙を上げる火口付近に、50℃以上を示す赤い部分が3カ所確認できる。左は同じ確度から撮影した通常の写真(気象庁提供)

 気象庁は29日、御嶽山の上空から山頂付近の表面温度を測定した結果、南西側斜面で活発に噴煙を上げている3カ所の火口以外に、温度の高い場所は確認できなかったと発表した。

 

 同庁は28日午後、陸上自衛隊のヘリコプターで、赤外線カメラを使って御嶽山山頂を撮影した結果、南西側斜面で噴煙が上がる3カ所の火口付近で、50℃以上の高温域を観測。噴火口以外の場所では温度の上昇が見られなかったことから、「現時点で新たな火口ができる兆候は見られない」と説明している。

 

 気象庁では「海抜3600メートルの上空から撮影したため、実際の火口付近の温度は、100℃を超えている可能性がある」と見ている。また、同時に火山ガスを観測したところ、二酸化硫黄の放出量は1日あたり300~700トンだった。

 

 御嶽山山頂では、30日も引き続き、自衛隊や警察、消防など1250人体制で安否不明者の救助活動を続ける方針だが、午前7時時点で火山性微動の幅が大きくなったため、救助活動を中止している。

 

 なお、御嶽山の噴火による犠牲者は、これまでに死者12人、心肺停止状態24人、負傷者は長野と岐阜の両県合わせて69人にのぼる。

 

 

国土地理院撮影9月29日

国土地理院が9月29日に撮影した南西斜面(提供:国土地理院「斜め写真による3D動画」より)

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