防災と災害情報のニュースメディア
  • 医療技術

大脳の「白質病変」 軽度でも運転能力に影響 東大など

   東京大や高知工科大などの研究チームは、加齢や動脈硬化で大脳の細胞に隙間ができる「白質病変」が、軽度であっても車の右折が苦手になるなど高齢者の運転能力に影響するとの分析を明らかにした。


   広範囲に広がる重度の「白質病変」は脳卒中や認知症と関連があるとされる一方、これまで軽度のものでは医学的な症状はなく、生活能力は低下しないとされてきた。


   そこで、研究チームは軽度の白質病変による影響を調べるため、高知県警運転免許センターと協力。60代以上の高齢者を白質病変のないグループと軽度のグループに分け、20代のグループも合わせて車の運転技能を比較した。


   すると、左折では各グループに差はなかったが、安全確認が複雑になる右折では白質病変のあるグループでふらついたり、もたつくことが多くなった。音声で出題される暗算を解きながらの運転だと、さらに約40%増えたという。


   白質病変はMRI画像で診断できるため、研究チームは「MRI画像を運転能力の評価や、高齢者の運転教育や運転支援法を考える際の基礎データとして活用できる可能性が期待される」としている。

    

 あなたにオススメの記事

メニュー