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イシダイ8000キロの旅 津波で米国に漂着の漁船から発見

漁船内で見つかったイシダイ(ワシントン魚類野生生物局Facebookより)

 東日本大震災の津波で流され、米西海岸に漂着した漁船内で、日本近海に生息する「イシダイ」が生きた状態で見つかった。ワシントン州の魚類野生生物局が明らかにした。約8000キロの長旅を生き抜いた“小さな冒険者”は、現地で話題を呼んでいる。

 

 イシダイは、ワシントン州ロングビーチの海岸に漂着した全長約6メートルの小型漁船にいた。まず船尾のタンク内を元気に泳いでいる手の平ほどの大きさの1匹が見つかり、その後、付近で次々と4匹確認されたという。

 

 同局によると、イシダイは日本や中国、朝鮮半島の近海の特有種。5匹は日本近海で船内に迷い込み、津波の衝撃でふたの外れたタンクを「すみか」にして、太平洋を横断したとみられる。船内には、他にも日本種のイソギンチャクや貝類が付着していた。

 

 イシダイ5匹のうち4匹は現地の生態系保護と研究のため、オレゴン州立大学で解剖されるが、1匹は同州の水族館で引き取り、6日から展示を始めた。

 

 同局のFacebookには、「Fascinating!(すごい!)」「Cool! They made it this far!(こんな遠くまでよく来たね!)」「sashimi?(刺身?)」などのコメントが次々と書き込まれ、関心を集めている。

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