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福島第一原発 汚染水をタンクへ 貯水槽の使用断念

 東京電力福島第一原発で汚染水の漏出が相次いでいる問題で、東電は10日、すべての地下貯水槽の使用を断念して、汚染水を地上のタンクに移し替えると発表した。

 

 原発の敷地内には7つの地下貯水槽があり、このうち1~3号貯水槽で汚染水漏れが発覚。東電はこれまで、1、2号からの移送先を検討する一方、漏れが少ない他の貯水槽は当面、利用する方針だった。

 

 しかし、原因を特定できず、さらなる漏出の危険をはらんだまま貯水槽を使い続けることに対し、茂木敏充経産相が中止を指示するなど、国会でも問題視する声があがっていた。

 

 このため、東電は方針を転換。1、2号貯水槽の計7100トンを5月上旬、3、6号貯水槽の計1万6500トンを6月初めまでに地上のタンクに移し替える計画を発表した。タンクの増設も検討する。

 

 また、汚染水を移送している間の漏出を最小限にするため、貯水槽から漏れて遮水シートの間にたまった水は、ポンプで貯水槽に戻す。地中や海への汚染拡大防止策として、貯水槽の周辺に計30ヶ所の観測用の穴を新たに掘り、今月14日から順次、塩素濃度などのモニタリングを始める。

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