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必要なのは、バカ力よりも豆知識と小道具です!

【連載】“防災マン”になれる10の方法

プロローグ...

瓦礫を持ち上げる腕力もなければ、防災の専門用語も知らない。もちろん、自宅に耐震シェルターを増設するお金なんてない! そんなフツーのサラリーマンでも、男たるもの、イザというときは自分と大切な人の身を守れる“防災マン”になりたいもの。

この連載では、最新防災グッズや、世間に伝わる避難テクニックを実際に試していくことで、一般人である我々にとって本当に必要な物や、押さえておきたい豆知識を探っていく。
「その日」が来たとき、危機を乗り越えるのはあなたです。

第9回 太陽光で作ったホカホカの焼き芋はいかが!?

 

電気やガスが使えなくても、食材を加熱できる!

肌寒いこの季節、ホカホカの肉まんや焼き芋は恋愛におけるキラー・アイテム! 度重なる残業でストレスが溜まったOLちゃんに、「ほらよ」と渡すだけでポイントを稼げるのは知っての通りだ。もちろん、震災時にもショックで肩を落としている女子に“ホカホカ・おやつ”を差し出して元気づけるのが男の役目である。そして、電気やガスがストップしているような絶望的な環境であればこそ、意外性というポイントが加わって、計り知れない効果を期待できるわけで……。

ということで、今回は燃料を使わずに食材をホカホカにする方法に挑戦してみよう。電気もガスも止まっているなら、魅惑の調理器「ソーラークッカー」で太陽光を使ってしまうのだ! 漂流教室な環境をポジティブシンキングで乗り切るのが、防災マンのあるべき姿である。

携帯しやすいクッカーで太陽焼き芋に挑戦!

ソーラークッカーとは、太陽の光を反射させて熱を蓄える調理器具。今回は、通販ショップの「生活BOX」で簡易タイプを1,580円でゲットした。アルミ蒸着フィルムを張り合わせたダンボールシート製のソーラークッカーで、折り畳むと直径約30㎝のコンパクトサイズ。小学生が作った夏休みの工作的なルックスだが、侮ることなかれ。気温や天気の程度によって変わるものの、約一時間で500mlの水を95度まで加熱することができ、1.5合のご飯を一時間半で炊き上げることができるのだ! 今回はさつまいもを用意して、石焼き芋ならぬ“太陽焼き芋”を作ってみよう!

12月の寒空の下、さっそくアルミホイルに包んださつまいもをセット! はい、結論から言いましょう。3時間かけて、やっとホカホカに到達した感じ!? どうやら、何度かボーッとしている間に太陽の角度が変わっていたみたいで……。他にも、熱の吸収率が良い黒いアルミホイルにしたり、風よけのために芋を大きなペットボトルに入れるといったコツを知らなかったせいで、ムダに時間がかかってしまったようだ。
しかし、ド素人が初チャレンジで食べられるレベルに持っていけたのは、ある意味奇跡!? 本番までに何回も試行錯誤して、スムーズに作れるようにしておきたい。なにしろ、太陽エネルギーはどんだけ使ってもタダ。ユーティリティ性だけでなく、エコな側面でも注目されているイマドキの調理器なのだ。

ソーラークッカーの中央に、アルミホイルに包んだ生のさつまいもをセット。約3時間で、ユゲが立ってホカホカの焼き芋が完成。ソーラークッカーは、夏よりも太陽が澄んで乾燥している冬の方が性能が高い傾向があるという。

パラボラ型のソーラークッカーなら本格料理も可能!

「太陽光だか何だか知らんけど、調理時間が長すぎるよ!」というせっかちさんのために、次は本格派のソーラークッカーをご紹介。長野県の工房あまねが開発・販売している「おやぴか」は直径1m30㎝のパラボラ型の反射板で光を集めるハイパワータイプのクッカー。なんと、ガスコンロの中火程度の火力を誇り、晴天時は炒め物や焼き肉もこなしてしまう。2合炊飯はわずか30分で完成! 食材さえあれば、電気やガスを使わずにカレーライスを作ることができるのだ。これぞ、頼れる男の「防災クッキング」である。

また「おやぴか」は水3リットルを約46分で沸かせるため、日中に暖めたお湯をポットなどに入れておけば非常時に大活躍すること請け合い。
気になるお値段は、260,000円……この先何十年も大災害が起こらなかったとしも、使い続ければ光熱費が浮いてモトが取れるかもしれない。

直径1m30㎝の大型ソーラークッカー「おやぴか」。総アルミ製で8.9kgで折り畳めるため、手持ちで公園まで運ぶことも可能。炊飯やカレー、ステーキに煮物まで、あらゆる調理に対応する。

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