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インド熱波で死者2200人を超える 気象庁が見通しを分析

インドでは熱波の影響で先月中旬以降、2200人以上が死亡した。21日~ 31 日までの 平均最高気温の分布図(℃)(提供:気象庁)

 先月下旬に熱波に見舞われたインドでは。中部を中心に2200人以上が死亡したと、気象庁が2日に発表した。インドの広い範囲に42℃以上の高温をもたらした背景には、上空を覆う下降気流の影響で雲が発生しにくい状態となり、強い日射が続いたものとみられるという。

 
 インドでは先月21日以降、北部の首都ニューデリーや中部のテランガーナ州ハイデラバードなどで最高気温が42℃~45℃に達し、この熱波の影響で中部を中心に2200人以上が死亡したとインド災害管理局が伝えた。
 

 気象庁の地球環境・海洋部異常気象情報センターによると、5月中旬ごろからベンガル湾で活発になった積雲対流活動に伴って上昇した空気が下降気流を強めたことにより、雲が発生しにくい状態になった。このため強い日射が続き、地表付近の気温を上昇させたのが今回の熱波発生の原因だとみている。


 今後、ベンガル湾の対流活動は今週末には解消する見通しであるほか、夏のモンスーン(季節風)が始まると、降水量が増えて気温が下がる見込み。インドでの平年のモンスーン入りは南東部では6月下旬ごろ、中部~北東部で6月中旬ごろ、北西部で6月下旬から7月上旬ごろとなっている。

5 月下旬のインド付近の大気の流れを示した図(提供:気象庁)

5 月下旬のインド付近の大気の流れを示した図(提供:気象庁)

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