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茨城県で鬼怒川左岸が決壊 栃木県では温泉街で建物崩落 浸水は500棟超

栃木県では鬼怒川温泉でホテルが立つ斜面が崩れた(侍おむすび@ZhrlwukHx9J3A53さんのTwitterアカウントより)

 記録的な大雨の影響で、茨城県常総市を流れる鬼怒川の左岸21キロ付近で堤防が決壊し、国土交通省は37平方キロメートルにわたって浸水被害が広がるおそれがあると発表した。また栃木県日光市の鬼怒川温泉街では、ホテルが建つ川岸が崩れ、建物が崩落する事故が起きた。


 国交省関東地方整備局の下館河川事務所は、10日午後12時50分ごろ、茨城県常総市新石毛付近を流れる鬼怒川の左岸堤防が決壊したと発表した。


 鬼怒川は今朝6時過ぎから水位が上昇し、流域で氾濫が発生。内閣府によるとこの影響で、茨城県を中心に住宅8棟が一部破損、床上、床下浸水の被害は575棟にのぼった(午後1時現在)。


 また、栃木県日光市では鬼怒川温泉の河畔に立つ「鬼怒川プラザホテル」の別館が立つ斜面が崩れて、露天風呂などの施設が川に落ちた。警察や消防でけが人や行方不明者はいないかどうか捜索を進めている。


 気象庁によると、関東地方の大雨の峠は越えつつあるが、これまでの雨量が栃木県では600ミリ、茨城県では300ミリ、福島県では400ミリを超える記録的な大雨となっていて、11日明け方にかけても激しい雨が降るおそれがあるという。


 あす11日午後6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで、東北地方で200ミリ、北海道で150ミリ、関東地方で100ミリ。気象庁は、栃木県と茨城県に引き続き大雨特別警報を発令して、最大級の警戒をするよう呼びかけている。

茨城県常総市を流れる鬼怒川左岸のようす

茨城県常総市を流れる鬼怒川左岸のようす(提供:国土交通省関東地方整備局河川監視カメラ)

国交省の想定

鬼怒川左岸の決壊で浸水が想定される地域(提供:国土交通省関東地方整備局)

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