防災と災害情報のニュースメディア
  • 宇宙

8万キロ上空から見た冥王星 NASAが公開

無人探査機ニュー・ホライズンズが今年7月に撮影した冥王星の地表の画像をNASAが公開(提供:NASA)

 米航空宇宙局(NASA)は10日、無人探査機「ニュー・ホライズンズ」が今年7月に最接近した冥王星の地表の画像を公開した。上空8万キロの至近距離から見た冥王星は、凍結した氷の平原やデコボコしたクレーターが並んでおり、NASAは「信じられないほど多様性に富んだ地形」だとコメントしている。


 NASAが公開した写真は、今年7月14日にニュー・ホライズンズが冥王星に8万キロまで接近したときに撮影した複数の写真を組み合わせて、上空から見下ろした光景を再現したもの。

 
 接近当時、「ハート型の地形」と呼ばれた平原は、凍結した窒素が広がって、その表面は白く滑らかに見える一方で、高い尾根を持つ山々がそびえ、直径50キロのクレーターが無数に並んでいる。


 NASAの研究チームは「山間部から窒素の氷が平原に流れ出す筋や網目のように広がる谷のようすなど、冥王星の地表は火星と同じくらい複雑で多様性に富んでいる」と説明している。


 NASAによるとニュー・ホライズンズは現在、太陽系の外側にある天体探査を目指して、地球から50億キロ以上離れた深宇宙を飛行中だ。今月初めから観測した画像データの送信を始め、これらが送信を完了するにはあと1年はかかる見通しだという。

ハートの地形

ハート形に見えた氷の平原の縁のようすもはっきり見える(提供:NASA)

クレーター

拡大したクレーター。影のようすからかなり高低差があることがわかる(提供:NASA)

 あなたにオススメの記事

 編集部からのオススメ記事

メニュー