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福島第一原発の汚染水漏れ 地上タンクへの移送完了

   福島第一原発で4月に相次いで地下貯水槽からの汚染水漏れが見つかった問題で、東京電力は9日、汚染水約2万4000トンの地上タンクへの移し替えが完了したと発表した。


   三重の遮水シート構造の地下貯水槽は敷地内に7ヶ所あり、うち3ヶ所で漏えいが見つかった。原因は明らかになっておらず、同じ構造の他の貯水槽からも漏えいの恐れがあるため、東電は貯水槽の使用を断念した。


   地上タンクへの移送作業は、汚染レベルの低い水を除き、4月16日に開始。今月9日午後1時55分ごろ、最後に残っていた6号貯水槽(7900トン)の作業が完了し、すべての移送を終えた。


   東電は地上タンクを増設しており、今後汚染水はすべて地上タンクで保管する方針だ。しかし、タンクを設置できる場所は限られており、地下水が原子炉建屋に流れ込んで汚染される前に汲み上げて海に放出する方法も漁業者などの反対で実現しておらず、汚染水の抜本的な対策は宙吊りになっている。

 

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