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巨大な中華鍋?中国の山中に500メートルの電波望遠鏡出現 宇宙人との交信も

直径500メートルの世界最大の電波望遠鏡(提供 FAST)

 中国南西部の山間部に、直径500メートルの世界最大の巨大な電波望遠鏡が完成した。中国科学院が20年以上前に提唱した計画では、宇宙空間の電波や銀河の動きを観測しながら、地球外生命体から発せられる信号を監視するという。

 

「500メートル球面電波望遠鏡(FAST)」と名付けられたこの望遠鏡は、中国科学院国家天文台が、同国貴州省の南プイ族ミャオ族自治州にある自然のくぼ地を利用して建設中の球面望遠鏡だ。

 

 最初に計画が出されたのは1994年。それから14年後に建設許可が下りて、8年かけて作業を進め、ようやく今月30日に完成する。

 

 中国科学院によると、直径500メートルの電波望遠鏡は、中米プエルトリコにある1963年に建設されたアレシボ天文台より、300メートルも大きく、現存する天文施設としては世界最大規模だ。

 

 球面に使われている三角形の反射鏡の数は、実に4600枚。地面に固定されている望遠鏡であるため観測できる上空の範囲は、真上(天頂)から40度をカバーするのみだが、開発チームによると、従来は難しかった微弱な電波を捉えられるようになった。

 

 太陽系の外にある惑星や衛星の発見のほか、地球外生命体から発せられる信号のキャッチも目指すという。

電波望遠鏡

自然のくぼ地を利用して2008年に建設が始まった(提供:FAST)

電波望遠鏡

球面には4600枚の三角形の反射パネルが使われている(提供:FAST/撮影:新華社)

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