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顔はカマキリ 体はアリ?白亜紀に絶滅した未知の昆虫 意外な発見場所

地球上に現存するどの虫とも分類が異なる未知の昆虫が琥珀の中で見つかる(撮影:George Poinar, Jr., courtesy of Oregon State University

 カマキリそっくりの逆三角形の頭に、羽根のないアリみたいな体。東南アジアのミャンマー北部で採掘された琥珀の中から、1億年前に絶滅し、現存するどの種類とも似ても似つかない昆虫の化石が見つかり、生物学者の間で「白亜紀の地球外生物か?」と話題になっている。

 

 この昆虫入りの琥珀は、米オレゴン州立大学の昆虫学者、ジョージ・ポイナー・Jr.名誉教授が、ミャンマー北部のフーコン渓谷の鉱山で見つけたもの。

 

 フーコン渓谷は、ミャンマー北部からインド国境に向かって広がる南北200キロほどの密林に覆われた複数の川が合流する渓谷で、古くから琥珀や金の産地として知られる。

 

 樹液が長い間かけて地中で固まってできた琥珀は、内部に昆虫や植物の葉などが混入しているケースもあり、フーコン渓谷で2006年に見つかったものからは白亜紀中期の最古のハチの化石が見つかっている。

 

 今回発見された昆虫は、現在地球樹に生息するどの昆虫とも似ておらず、研究者は「Aethiocarenus burmanicus(ビルマで見つかったアテオカレダ科)」と名付けられた。ポイナー教授は「地球上に生息するあらゆる昆虫は、分類すれば31目類に分けられる。これは32番目のまったく新しい昆虫だ」と述べて、未知の昆虫の発見に対する興奮を隠しきれないでいる。

 

 教授によると、逆三角形の頭部はほぼ180度回転し、首の付け根からは敵を撃退する物質を出す分泌腺を持っている可能性が高いという。体長は4.5センチと比較的大きく、羽根はないが、木や地面の苔や菌類の間で生活していたと考えられている。

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発見した昆虫学者らが「白亜紀の地球外生物か?」と驚いたという逆三角形の頭を持つ昆虫(撮影:George Poinar, Jr., courtesy of Oregon State University)

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首の付け根の分泌腺からは敵を撃退する物質を出すものと考えられる(撮影:George Poinar, Jr., courtesy of Oregon State University)

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