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カムチャッカ半島の二大火山 同時噴火した瞬間を激写!

カムチャッカ半島の二大火山が同時噴火(KVERT)

 日本を含む環太平洋火山帯では、今年に入ってから各地で火山活動が活発化しているが、そのうち当ハザードラボへの登場回数が最も多いのが、北海道のはるか北東に位置するカムチャッカ半島。陸上・海底合わせて289の火山が存在することから「火山の博物館」の異名を持つカムチャッカ半島ではけさ、二大火山から同時に噴煙が立ち上る珍しい光景がとらえられた。

 

 ロシア科学アカデミー火山地震研究所(IVS FEB RAS)の監視カメラが撮影したこの画像は、右からクリュチェフスカヤ山と、中央のカーメン山をおいて、左のベズイミアニ山だ。

 

 カメラ位置の関係で、いずれもほぼ同じ高さに見えるが、クリュチェフスカヤ山は標高4750メートルと半島内で最も高く、ベズイミアニ山は2882メートル。これらは、カムチャッカ半島中東部の半径5キロ以内に存在しており、まさに「火山の巣」と言ったところ。

 

 ロシア科学アカデミーによると、カムチャッカ半島には判明しているだけでも地上に170、海底に112の火山が分布していて、そのうち72が活火山だ。これだけでも環太平洋火山帯の15%近くを占めていて、有史以来、地球上の火山噴出物の二割近くがカムチャッカ由来だと考えられている。

 

 なぜ、これだけの火山がこの半島に集中しているか?カムチャッカの東沖には、太平洋プレートが北米プレートに沈み込む千島・カムチャッカ海溝があり、その延長は南の日本海溝に連なっている。千島海溝を形成するプレートの沈み込み帯では、周期的にマグニチュード8クラスの巨大地震が発生しており、地下のマグマ活動とも密接に関係していると考えられている。

 

■国内の火山の現状については、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。

カムチャッカ

カムチャッカ半島の東部には火山が集中している。黄色の矢印が同時噴火があったクリュチェフスカヤ山とベズイミアニ山(IVS FEB RAS)

プレート

太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込む千島カムチャッカ海溝によって、カムチャッカ半島には火山や地震が多い(国土地理院)

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