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猛暑と豪雨の夏が長くなる 気候変動監視レポート

 気象庁は12日、新たに「海洋酸性化」に関する監視結果などを盛り込んだ「気候変動監視レポート2012」を発表した。

 

 同レポートでは、まず2012年の世界的な天候の特徴として、米国での異常高温と異常少雨を分析するとともに、国内では8月下旬から9月前半における、北日本から東日本での記録的な残暑(異常高温)を指摘。

 

 また温暖化については、二酸化炭素(CO2)の濃度は大気、海洋とも長期的にみて増加しており、世界の年平均気温は100年あたり0.68℃上昇し、日本は100年あたり1.15℃上昇となっている。

 

 特に今回からは海洋が二酸化炭素を吸収して酸性化する「海洋酸性化」を監視対象にしており、「北大西洋におけるpH(水素イオン濃度指数=酸性・アルカリ性の指標)はすべての緯度で明らかに低下(海洋の酸性化が進行)している」と指摘している。

 

 日本国内における気候変動については、異常高温の日数が増えている一方で、異常低温の日数が減少するとともに、雨の日数自体は減少しているものの、日降水量100ミリ以上の大雨の日数は増えており、異常高温と異常豪雨の増加が国内における気候変動の特徴と言える。

 

 さらに、桜の開花日はこの10年で0.9日早まる一方で、かえでの紅葉日は10年で3.2日遅くなっており、少しずつ「夏が長くなる」日本の気候変動のトレンドを浮き彫りにしている。

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