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西之島 活動再開で東西に伸びる「30秒間隔で噴火」海保

6月29日の西之島(提供:海上保安庁)

 噴火活動が続く小笠原諸島の西之島について、海上保安庁は最新の観測結果を発表し、「4月20日以降の新たな噴火で、溶岩流の先端が海上に張り出し、東西の長さが100メートルほど拡大した」と明らかにした。

 

 先月29日午後1時25分から2時15分にかけて上空から西之島を観測した海保によると、火砕丘中央の噴火口からは、数秒から約30秒間隔で小規模噴火が発生し、灰色の噴煙が火口から高さ200メートル上空に立ち上るのを確認した。

 

 火砕丘の南の斜面には、新たな溶岩の流出口ができており、噴火活動は止まる兆しが見えないという。4月20日の噴火再開以降、溶岩流の先端が2カ所にわたって海上に張り出し、西へ約330メートル、南西へ約310メートル拡大。

 

 このため西之島は、5月2日の観測時点に比べて、東西に100メートルほど長い約2100メートル、南北は約1900メートル、面積は0.1㎢ほど拡大して約2.9平方キロメートルになった。

 

 観測に同行した東京工業大学火山流体研究センターの野上健治教授は、「4月の活動再開当初に比べると、噴火は断続的になっているものの、大きな噴石の飛距離が伸びている。この変化は地下のマグマの供給量が若干減っている可能性を示しているが、噴火活動の終息を示すものではない」と指摘している。

 

■国内の火山の現状については、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。

 

西之島

溶岩の流出で、西と南西方向で海岸線が押し出された(海保)

西之島

赤外線熱観測機器で西之島を見ると、新たな溶岩噴出口ができたのがわかる(提供:海保)

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