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最強ハリケーン・マリアがドミニカ直撃 NASAが内部を分析 積乱雲の高さ16キロ

カテゴリー5の強力ハリケーン「マリア」(NASA Earth Observatory)

 超強力なハリケーン「マリア」は19日、中米カリブ海のドミニカに上陸した。現在も勢力はカテゴリー5を維持したまま、西北西に向かってゆっくり進んでいる。

 

 米航空宇宙局(NASA)は20日、ドミニカに上陸したハリケーンの観測画像を公開した。現在の中心気圧は909ヘクトパスカル、最大風速は78メートル/秒で、5段階のうち最も危険なカテゴリー5の勢力を維持している。

 

 NASAのゴダード宇宙飛行センターは、気象衛星のレーダーがとらえたハリケーン内部の降水量分布を解析。その結果、ハリケーンの中心の目の大きさは、直径32キロ。周辺の上昇気流は、高さ16キロを超える積乱雲の壁(アイ・ウォール)が発達し、中心の上空では下降気流が起きていることがわかった。

 

 このような積乱雲の塔は「ホットタワー」と呼ばれていて、人間の血管のように海面から上昇した水蒸気や熱を上空に運び、台風を発達させるエネルギーにしている。

 

 米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、マリアはこの先、勢力を維持したまま、ヴァージン諸島やプエルトリコ周辺に進むとみられており、今週末には米フロリダ州の大西洋沖に到達するものとみられている。

マリア

ナサのゴダード宇宙飛行センターが解析したハリケーン「マリア」の構造。中心の目の周囲に高さ16.75キロの積乱雲の塔がある(NASA)

大西洋

北大西洋には現在、米沿岸にハリケーン「ホセ」、中米カリブ海に「マリア」が発達している(NASA)

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