SNSサイト「mixi」を運営する株式会社ミクシィは9日、2013年4月1日~6月30日の営業利益がマイナス8400万円、四半期純利益がマイナス2億5300万円とする2014年3月期第1四半期の決算を発表した。
ミクシィ第1四半期の決算は、売上高が21億4400万円(前年同期比マイナス39.4%)、営業利益がマイナス8400万円(前年同期黒字から赤字へ)、経常利益がマイナス1億9300万円(前年同期黒字から赤字へ)、四半期純利益がマイナス2億5300万円(前年同期黒字から赤字へ)と、営業、経常、四半期純利益のすべての部門で赤字となった。
同社の主な収益はSNSサイト「mixi」関連によるもので、今後はDeNAとの業務提携によりmixiゲーム内での課金売上の拡充を見込んでいるとのことだが、現状は今年5月のリニューアル直後ということもあり売上は減少。また、スマホユーザー増加という環境変化への対応が遅れ、広告売上高も減った。
同社では5月15日に公表した、2013年4月~2014年3月の営業利益10~20億円、当期純利益5~11億円と、いずれも黒字とする業績予想は据え置き。
なお、創業者の笠原健治氏は今年6月に社長を退いて会長となっており、現在は、同社役員だった30才の朝倉祐介氏が就任している。