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追悼:子猫を育て 手話で「LOVE」を伝えるゴリラのココ46歳で死亡(動画)

ゴリラのココと手話で話すフランシーヌ・ペニー・パターソン教授(The Gorilla Foundation)

 

 2000もの英単語を理解し、手話を通じて人間とコミュニケーションできるゴリラの「ココ」が今月19日、米カリフォルニア州の施設で死亡した。46歳だった。

 

 ココはメスの西ローランドゴリラ。1971年7月4日にサンフランシスコ動物園で産まれ、こどものころは日本語で「花火の子」を意味する「ハナビコ」と呼ばれていた。

 

 生後3カ月で病気にかかっているときに、発達心理学者のフランシーヌ・ペニー・パターソン教授と出会って手話を教わり、最近では2000以上の英単語を理解できるようになっていた。

 

 

 有名なのは、パターソン博士が絵本を読み聞かせたところ、絵本に出てきた猫を気に入ったココが、誕生日プレゼントとして猫をねだり、与えられたぬいぐるみでは気に入らなくて、本物の子猫を与えたエピソードだ。ゴリラが他の種類の動物をペットとして育てられるかという実験を兼ねて、生きた子猫3匹を差し出したところ、ココは自分と同じ尻尾がない1匹を選んで「ボールちゃん」と名付け、深い愛情を注いで育てた。

 

『ナショナル・ジオグラフィック』に特集されたこの話は、その後、小学校の教科書に掲載され、世界中に「ゴリラの豊かな感情と認知能力」が認識されるきっかけとなった。

 

 ココを飼育していたカリフォルニア州の非営利団体「ゴリラ財団(The Gorilla Foundation)」によると、ココは19日朝に研究施設で眠ったまま息を引き取ったという。

 

 財団はホームページで「ココはすべてのゴリラを代表とする存在として、異なる生物とコミュニケーションを深め、何百万人の人びとの心に触れました。とても愛された存在です」とコメントを発表した。

 

 

手話

手話で「LOVE」と伝えるココ(The Gorilla Foundation)

絵

ココは絵も得意だ(The Gorilla Foundation)

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