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西之島 噴火止まるも変色水域拡大「近く再開する可能性」海上保安庁(動画)

先月30日の西之島(海上保安庁)

 約1年ぶりに噴火した小笠原諸島の西之島について、海上保安庁は3日、上空からの観測結果を発表し、「新しくできた火口から噴火は確認されなかったが、火山ガスを放出していた」として、近い将来、噴火活動を再開する可能性に関する見解を示した。

 

  先月30日午後2時ごろに航空機で上空から観測した海保によると、火砕丘中央にある従来の火口と東側斜面にできた新火口からは噴火していなかったが、新火口から高温の青紫色の火山ガスを盛んに放出し、島の周りの海水が、青白かったり、黄緑色に変色していた。

 

  新火口からは島の南側の海岸に向かう溶岩流が確認され、前回(18日)に比べて100メートル近く長い約700メートルに伸びていた。溶岩流の先端は海岸まで100メートル地点に達しているという。(動画は7月18日に海上保安庁が撮影)

 

 

  観測に同行した東京工業大学火山流体研究センターの野上健治教授は「西之島の活動が活発化する時期に海水の色が変わる北西部では、変色水域が広がっていることから、噴火と溶岩流が止まっても、近い将来に再開する可能性は高い」と指摘している。

火山ガス

新火口からは高温の二酸化硫黄を含む火山ガスが放出されている(海上保安庁)

溶岩流

溶岩流は前回調査時に比べて海岸に接近している(海上保安庁)

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